近年、外壁タイルの落下による被害は年々増加傾向にあります。
落下したタイルが通行人に当たったり、走行中の車の窓を突き破るなどして重傷者を出したり、1989年には外壁タイルの落下が原因で死傷者が出た重大な事故が起きてしまったこともあります。
過去に発生した外壁タイルの剥離・落下による死亡事故の損害賠償について最高裁での判決の結果、建物の所有者が全面的に賠償責任を負うという判決が下った事例もあり、外壁タイル剥落はオーナー様にとって、大変大きな問題となっています。

タイル剥落防止工法の変遷
外壁タイルの落下を防ぐ工法も年々進化してきています。
かつて、外壁タイル補修工法は、タイルが浮いた部分を補修するだけのシンプルなものでした。
補修方法は大きく2つあり、「外壁タイルの張替え」と「アンカーピンによる外壁タイルの固定」です。
両工法とも劣化部分のみを補修する工法であり、そのため補修しなかった部分はいつか浮きを生じ落下してしまう危険が潜んでいます。
その結果、1990年代に予防保全工法として「ピンネット工法」と呼ばれる新たな工法が登場しました。
剥落防止工法の第三世代の幕開け
そこで生み出だされたのが「KFタイルホールド」を用いた、まったく新しい技術。
この新技術「KFタイルホールド工法」は、ただ外壁面を塗装するという非常にシンプルなものです。
ポリウレア樹脂塗料をメインとしており、柔軟性が高く、驚異的な強靭性を誇るため、ピンを打たずして塗布するだけでタイル剥落を封じることができます。

「KFタイルホールド」はどんな塗料か
KFタイルホールドは1液タイプの塗料。
一般的には、1液タイプは2液タイプと比べると反応硬化を伴わないため、塗膜の強靭性が乏しく、また日の光に晒されると劣化すると言われています。
しかし、KFタイルホールドは空気中の水分に触れると反応が始まる硬化剤が内在されているため、2液タイプと同じ反応硬化が得られる独自技術を採用。

また、KFタイルホールドは、ポリウレア樹脂という強靭で柔軟性に優れた樹脂を主成分としています。
この樹脂はその特徴から防弾チョッキや駐車場床のコーティング材などに使用されることが多い素材。
外壁タイルの剥落防止工法に合った塗料を、樹脂の設計から開発し完成させたのです。
従来の剥落防止用の塗料は水性アクリルシリコン樹脂系のクリヤー塗料を使用することが一般的でした。
そのため、10~15年経つと日の光に晒されて塗膜が割れ、外壁タイルから剥がれるため白く濁り、その結果、意匠性が崩れてしまうのです。
これに対して、KFタイルホールドは耐候性に優れており、白く濁ることもなく、長きにわたり光沢感をキープ。
剥落防止だけではなく、建物の美観を維持する上でもとても評価されているのです。
首都高のメンテナンス工事から生まれた発明
アンカーピンやネットを必要としない、塗るだけのタイル剥落防止工法「KFタイルホールド工法」は、首都高のメンテナンス工事から生まれました。
コンクリート壁はひび割れを起こすと雨水が入ることで鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートが爆裂してしまいます。
この爆裂を防ぐため、KFタイルホールドの前身となる塗料が、首都高のメンテナンス工事で大活躍していたのです。
「塗膜でコンクリートの劣化を抑える」
この発想をタイルに応用できないかと考えたことが「KFタイルホールド」発明のきっかけ。

「外壁タイルに塗るだけで剥落を抑制できる夢のような塗料があれば・・・」
「KFタイルホールド」はそんな思いから生まれた奇跡の塗料なのです。
KFタイルホールドの魅力を語る上で欠かせないのが強靭性に加えた防水性。
外壁タイルが剥落する過程では、劣化した目地に雨水が入り外壁タイルが浮いた箇所に水が溜まる、ということが繰り返されます。
その結果、はらみが生じて最終的に剥がれてしまうのです。
つまり、剥落を防止するためには、外壁タイルの目地からの雨水侵入を防止することが最も重要であるということです。
「雨水を内部に侵入させない防水性」
「浮いた外壁タイルを落下させない強靭性」
「外壁タイルの汚れがつきにくく、劣化を防ぐ耐候性」
「透明で見た目が変わらない意匠性」
の4点を兼ね備え、さらに、従来のピンネット工法と比べて大幅に減った工程数によりコストカットまで実現。
「KFタイルホールド」が奇跡の塗料といわれる理由がお分かりいただけたことでしょう。
実証実験で明らかとなった驚異の高対候性
KFタイルホールドの極めて優れた対候性を検証するため、促進耐候性試験という実証実験を行いました。
この実験では、タイルではなくサイディングを劣化させています。
まず、スーパーUVで600時間サイディングを照射し、劣化した状況をつくります。
スーパーUVの照射50時間が通常の日光1年分に値しますので、計12年相当直射日光に晒されたということになります。
そこに、
①何も塗布しなかったもの
②弊社別製品
③KFタイルホールド艶あり
④KFタイルホールド3部艶
の4種類を塗り、さらにスーパーUVで1000時間(日光で20年相当)照射する実証実験を行ないました。
結果はこちらです。

何も塗布しなかった①のサイディングボードは膜が剥がれてしまい、セメント層が見えてしまいました。
弊社別製品(クリアコーティング剤13年耐候性を持つもの)を塗布した②は薄く白くなっています。
しかし、驚くべきことに、③と④のKFタイルホールドは艶あり、3部艶ともに見た目における劣化が全くなかったのです。特に、艶ありの方は光沢感も残ったままです。
「KFタイルホールド」の優れた高耐候性と意匠性が、この実証実験により証明されました。
そして、強靭性についても以下の引張り試験で驚異の数字を叩き出しています。
ご覧いただけましたか?
強靭塗膜により、なんと、3t以上の負荷をかけても剥落していないのです。
いかに「KFタイルホールド」が、伸縮したタイルの動きによく追従し、柔軟性に優れた塗膜であるかがよく分かります。
KFタイルホールド工業会会員による責任施工
KFタイルホールド工法はすべて、材料・工法を熟知した全国のKFタイルホールド工業会会員による責任施工。
お客さまに安心してお任せいただけます。
施工資格を有する会員企業のみが施工を実施
業界初の、樹脂塗膜の塗布のみでタイル剥落保証を行う工法。
この新技術には、塗布方法・乾燥時間など正しい施工管理が必要となります。
このため、KFタイルホールド工法の施工資格を有する工業会会員のみが責任をもって施工を行います。
タイル剥落防止工法は命に関わるとても重要な工事です。 特別な研修を受けた会員のみが、施工要領を守り、確実で安全な施工を行いますので安心してご依頼ください。

安心の10年剥落保証制度
KFタイルホールド工法は、施工後最長10年間の剥落保証つき。
万が一、外壁タイルの剥落による損害が生じた場合は施工関係者が賠償します。

