外壁タイル仕上げは、美しく高級感のある外観を持ち、耐候性や耐久性に優れた外壁材。

しかしメンテナンスを怠ると、劣化により浮き上がったタイルが剥落して通行人に当たったり、走行中の車の窓を突き破るなどして重傷者を出すなど重大な事故につながります。

ここでは、メンテナンスが必要なタイルの浮き率の基準について解説します。

外壁タイル剥落の原因“浮き”とは

外壁タイル剥落の原因となる“浮き”には、主に以下の3種類があります。

陶片浮き

外壁タイル自体が下地のモルタルから剥離している状態です。
タイルを叩くと金属音に近い高い音がします。

下地浮き

外壁タイルを接着しているモルタルがコンクリート構造物から浮いている状態です。
タイルを叩くとボコっとした低音がします。

複層浮き

外壁タイルとモルタルの間、コンクリート構造物とモルタルの間にも空隙ができている状態です。
タイルを叩くと不明瞭な音がします。

外壁タイルが浮く原因とは

外壁タイルの浮きとは、タイルと下地との間に空隙ができてしまう現象のことです。
タイルの浮きは、見た目だけでなく、剥落落下など安全性にも影響を及ぼす可能性があり、以下のような原因があります。

経年劣化

タイルやモルタルの性能が低下し、付着力が弱まることで浮きが起こり、やがて剥落落下を引き起こします。

施工不良

タイルの圧着不良やモルタルの配合不良など、施工時の手順や方法に問題があるとタイルは剥がれやすくなります。

躯体の問題

コンクリート構造物のひび割れや動き、湿気などがタイルとモルタル間の問題を引き起こすことすことにより、剥落の危険性が高まります。

地震

揺れやゆがみなど、外部からの力が建物に加わることで付着力が低下し、浮きが起こります。

経過年数ごとの外壁タイルの浮き率とは

外壁タイルの浮き率とは、タイルと下地との間に空隙ができた面積の割合のことです。
浮き率の基準は、一般的には経過年数ごとに以下のような目安があります。

0~5年:浮きなし
6~10年:3%
11~15年:5%
16~20年:10%

これらはあくまで参考値であり、実際には施工方法や環境条件などによって異なる場合があります。
タイルの浮き率が高いと、タイルの剥落や落下の危険性が高まります。

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